何度もご紹介していますが、メニエール病の要因は内耳にできる内リンパ水腫(水ぶくれ)であることは間違いないようですが、なぜ内リンパ水腫ができるのかの原因は、今のところまだ特定できていません。
内耳内リンパ水腫の原因には諸説あって、自律神経の異常、血行不良、ストレス、過労、アレルギー、遺伝性、ヘルペスなどの感染症、水分代謝の異常による内耳内の水分貯留などなど、様々な原因が考えられています。
その原因の中でも、ストレスが有力だとされているのは何度か紹介してきました。しかし。ストレス自体が内耳内リンパ水腫を作るのではないと考えられ、ストレスによる自立神経の異常、結果免疫力が下がり・・・というように、ストレスが他の要因を誘発・連鎖し、内リンパ水腫を作ると考えられています。
また、最近の研究ではメニエール病患者の抗利尿ホルモンの濃度が高い数値を示すといったことが報告されています。抗利尿ホルモンは水分代謝に影響を与えるホルモンで、ストレスにより過剰に分泌されることがわかっています。この数値はめまい発作の前後で顕著に現れることから、過度のストレスが抗利尿ホルモンを過剰に分泌し、内リンパ水腫を起こす原因になっているのではないかと考えられています。
ストレスと内リンパ水腫との関係は完全には解明されていませんが、ストレスは他の多くの病気の原因にもなると考えられていますし、ストレスの貯めすぎにはくれぐれも注意しましょう。

