メニエール病の発症原因は不明です・・・とお伝えしてきましたが、症状の起きる原因、仕組みはだいぶ解明されてきています。
めまい、難聴、耳鳴りの起きる原因は内耳内にできる内リンパ水腫であることは間違いがないようです。
しかし、なぜ内リンパ水腫ができるのかは諸説があって、今のところまだ特定できていません。
それらの諸説とは、自律神経の異常、過労、血行不良、ストレス、アレルギー、遺伝性、ヘルペスなどの感染症、水分代謝の異常による内耳内の水分貯留など、様々な原因が挙げられています。
その原因の中でも、「ストレス原因説」が有力だとされています。そのことはメニエール病になる人の性格にある特徴があることから推測されています。
メニエール病にかかる人の性格は概して、責任感が強く、几帳面であり、融通があまりきかなく、くよくよ悩むといった性格なのだそうです。
全てのメニエール病の患者さんがそういう性格だというこではないのですが、比較的そういった性格の人が多いということでしょう。
またメニエール病は30~50歳の男性に多いという傾向があります。
一般論になりますが、30~50歳の男性というのは、働き盛りで、サラリーマンであればある程度の役職があって、他の年代と比べればストレスや疲労の度合いも高く、つい無理をしがちな年代といえるかもしれません。
精神的ストレスが直接、内リンパ水腫を作る原因ではないにしても、精神的ストレスが原因により自立神経の異常がおき、免疫力が下がって・・・といったように、精神的ストレスが他の要因を誘発・連鎖し、内リンパ水腫を作ると考えられます。
また、最近の研究においてメニエール患者の抗利尿ホルモン濃度が高い数値を示すという報告されています。
この抗利尿ホルモン濃度の高い数値はめまい発作の前後で顕著に現れるということです。
抗利尿ホルモンは水分代謝に影響を与えるホルモンで、精神的ストレスにより過剰分泌されることから、過度の精神的ストレスが原因となって、抗利尿ホルモンを過剰に分泌し、内リンパ水腫を引き起こす原因になっているのではないかと考えられています。
まだストレスと内リンパ水腫との関係性は完全には解明されていませんが、ストレスは多くの病気の原因になると考えられているわけですから、ストレスの貯めすぎには十分注意しましょう。
